出演者紹介・五十嵐ミナさん

9/13/2017 0 Comments A+ a-

こんにちは。
桃唄309の高木充子です。

稽古場ブログ企画、出演者紹介です。

ご本人の1分間フリートークと、共演者からの紹介文を、
桃唄309佐藤達の似顔絵と合わせてお届けいたします。


今回は五十嵐ミナさんです。どうぞ~


五十嵐ミナさん(画・佐藤達)


●五十嵐ミナさんの1分間トーク。

(1分間のフリートークを録音したものを、忠実にテープ起こししたものです。)

高松公演が本当に実現するとは、本当に、うれしい限りでございます。えーと、何人かで大島に、7月のはじめに1泊2日で、えー、(高松から)船で20分で、行ってまいりました。海のきれいさとか、島に流れている空気とか、そういうのを、皆さんで一緒に、まわりながら感じることができて、本当に行ってよかったなあって思っています。えー、っと、わあ、どうしよう、もう(1分が)終わっちゃう。(五十嵐さん、録音している高木の手をぎゅっと握り、突然早口に)えーと、えと、この作品が本当に大好きなので、再演できることがこころよく、いえ、心から、うれしい、うれしく、思っております!


●五十嵐ミナさんってこんなひと。


















初演のブログで僕を素敵に紹介して下さったので、今度はお返し出来たらなと、五十嵐ミナさんをこっそり取材してみたのですが、なんとも思い通りに行きませんでした。
彼女の中には、僕にはよく分からないブラックボックスがあるようなのです。取材ついでにちょっと仕掛けてみても、予想もつかない反応が返って来ます。
稽古でもそうです。「なんでそうなった!?」と誰もが驚くような演技が飛び出します。
よく分からない。よく分からないけど、入力されたものが複雑な回路で処理されて無二の表現として出力される。それだけはよく分かります。

とても正直な方なのだと思います。入力されたものを型通りに変換するのではなく、しっかり自分の回路に通してから出力する。処理し切れない時も嘘はつかず、一旦お手上げしてから回路を組み直す。
大島青松園や多磨全生園へご一緒した時も、何かに活かそうなどと急ぐことなく、真摯に回路を回転させていることが、ひしと伝わって来ました。ゆっくりとかもしれませんが回路は組み替えられ、着実に活かされています。

そしてとても入力の容量が大きいのだと思います。あらゆる情報に開いておいて、ブラックボックスの内部をいっぱいにする。それが丹念に処理されて、いつか魅力的な出力につながる。
そういえば取材しようとした時も、逆に僕が聞かれる側になってしまったり、僕のくだらない冗談でさえ、申し訳なくなるくらいまっすぐに受け止めて下さいました。その冗談には「処理出来ません」の出力が返って来ましたが……

容量を超えて溢れ出すと、無駄にエロくなったり何故かアメリカンになったりして皆を爆笑の渦に巻き込む、ビックリ箱のような五十嵐ミナさんですが、まだこんなものではないはず。
僕ももっと、彼女の謎に触れてみようと思います。












                            (紹介者:綾田將一さん


五十嵐ミナさん、どうぞよろしくお願いします!
(撮影:伊藤馨)

もう一枚、大島の浜辺の五十嵐ミナさんです。

(撮影:楠木朝子)